もちの木枝下ろし

南伊豆地方では落葉樹の桜、梅、欅辺りの葉は落ち 榎が徐々に落ち始めているといったような季節ですが

この時期まで来ると樹木の成長は落ち着き、冬支度の準備に入る

魚、鳥などは夏の厳しい暑さ、寒さを逃れて移動する 回遊や渡りである がしかし樹木は移動できない

そこでどのような準備かというと

まず葉は カサカサにして葉の養分を樹木の本体へ戻す(芽、幹、根)養分は分解され タンパク質はアミノ酸 デンプンはブドウ糖

になり移動しやすい姿になります

つぎに 葉っぱを落とす 力尽きて落ちるのではなく 離層を形成しわざと落とす よく見ると柄の先端は同じ形

芽の場合 固く身を閉ざす芽 越冬芽になる 寒くなってから越冬芽になったのでは遅すぎるため

葉は夜の長さから 1、2ヶ月前に冬の到来を感受する 10月頃にはすでに芽はできているようです

と後は暖かくなるまで活動は小さくなるので 水もあまり吸い上げず 養分も蓄えられているので

切った枝は軽く 切られた樹木も枯れることはほとんどありません。

伐採 枝下ろしには 良い時期と成ります。